2024年12月21日

転職時に気を付けたい引き継ぎ問題

退職することが決まった看護師は、次の転職先で働くまでの間、看護師としてただ業務をこなせばいいというわけではありません。引き継ぎを行わなわければ、みんなに迷惑が掛かります。ここでは、その引き継ぎの際に起こりがちな問題を挙げていきたいと思います。まずよくあるのが、退職までに間に合わない、もしくは間に合わすために慌てて抜けの多い引き継ぎをしてしまうことです。その中で、引き継ぎノートも雑になり、「このくらいわかるだろう」と内容を削って記載し、後任者を困らせるような事例もあります。もし、後任者が理解できないような引き継ぎをした場合は、退職後でも自分宛てに連絡が入ることになってしまいます。

実際、退職日近辺は、荷物の整理や挨拶などで多忙になる事を視野に入れておくべきです。そのうえで、早い段階から引き継ぎの予定を立てていくことが欠かせません。同時に引き継ぎノートを作成する場合は、しっかり丁寧かつわかりやすい書き方を心がけましょう。内容は誰が見てもわかる必要があります。新人看護師が見てもわかるよう、知っていて当然の情報でも、細かく書いておくのがベターです。

完璧な引き継ぎノートを作成しておき、最終日に向けて丁寧に引き継ぎを行うことは、周囲からの評価にもつながります。快く後押ししてもらい、気持ちよく退職するという意味でも、きちんとしておきたいところです。後任者の気持ちを考え、最後まで抜かりなくサポートするようにしましょう。